粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

予期せぬ出逢い

例えばオオマシコを見に特定の場所まで行って、やっぱり逢えたときはもちろん嬉しい。でも探してもいなかったとき、それも鳥見をしてさえいなかったときに、そこで逢うとは思いもしない種に逢うことがまれに起こる。そういうのって、本当に嬉しい。なんだかすごく得した気分になる。

このGWにもそういう日があった。

 

地元の宇都宮に、時々訪れるわりと普通のとんかつ屋さんがある。どこに惹かれていくのかというと、あまり混んでいない(失礼 ^^;)のと、定番のちょっと変わった味噌カツがポイントだ。

どこが変わっているのかというと、とんかつに味噌がかかっているのではなく、コロモの中に味噌が入っているのだ。そう、揚げる前から味噌が入っている。

で、その写真が出てくるかというと……ワタクシは違うものを喰ってしまった ^^;

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泉屋のみぞれひれかつ定食

この泉屋というお店、おなかがいっぱいになってしまった客には、フードパック(スーパーなんかでフライや天ぷらなどを入れるのに使う、例のやつ)をサービスしてくれます。これはなかなかありがたい。

 

で、食事中に外からけたたましい声が聞こえてきた。これは……ケリじゃないか。

関東ではそんなに逢うこともない。せっかく息子1号とかみさんが一緒なので、是非見せたい。でもとんかつ食べ終わらないと…… ^^;

ちょっと焦りながら食べ終わった。ごちそうさまです。

 

そのまま声がした方に行ってみると……。

おお、ケリだ。ちょっとこちらを警戒してか飛び回ったりする。翼を広げてくれたので明瞭な模様をかみさんと息子1号にも見せることが出来た。

 

 

 

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空き地のケリ

この場所、地権者が誰だかちゃんと見なかったけど、わりと厳重に囲われていたところをみると、おそらくは行政が管理していると見える。

その理由・目的は知らないが、人が立ち入れないように囲って、砂利と雑草が適度にあるために、ケリなどのチドリたちにとってはなかなかの環境だと思える。こうした空き地がかつての日本には至る所にあったが、有効利用と雑草などの処理軽減などが優先して、最近はとんと見なくなった。

もちろん無責任に開発や管理を非難する気など無いが、無駄にしか見えない空き地にも、こうして存在価値はあるわけだ。ところどころ、最低限の無駄があってもいいよね。人生と全く同じ事だと思うが……。

 

ところでボディバッグに忍ばせていたA1000のおかげで、証拠写真も撮れた。この調子で、せっかく買ったコンデジの出番が時々やって来ますように。