お買い得な衣料品店じゃないです。
久しぶりに忙しくない土曜日、かみさんとどこか鳥見がてらの散歩でも、ということで、北本に行ってみる。
冬鳥の可愛いのでも居ればラッキーかな、と思っていたが、シメとかは居たものの、ツグミも声だけ。でも散歩道としては気持ちが良い。
樹齢200年を超えていたであろうというエドヒガンだが、先日の台風の次の週あたりに折れてしまったらしい。折れたまま片付けないのは、ひこばえが育ってくるのを待つため。この場で新たなエドヒガンが花咲くときが来るといいですね。
かみさんと気持ちの良い林の中をお散歩、という目的は達したので、地図を見ているときに気になったそば屋へ。
二八そばと十割蕎麦を一度に楽しめる二色天せいろ(1500円)を頼む。太麺でコシが強い、いわゆる田舎蕎麦。つゆは甘くなく、ダシの香りが強すぎず、そば湯によく合う好みの味。天ぷらも美味しいし、笹掻きのきんぴらもどこか懐かしい味。
そばがき好きの夫婦なので、おなかがいっぱいになることを覚悟の上で、そばがきの天ぷら(550円)も頼んでみる。これがなかなか美味い。そばがきと油の相性がこんなにいいとは知らなかった。塩かワサビ醤油で、と言われたが、塩のほうが好みだ。
このお店の独特なサービスらしいのが、食後のコーヒー、無料。これがなくても価格設定は決して高くないので、とてもお得感がある。ちなみにコーヒーはアイスも選べる。
こんな感じで、なかなか落ち着く店内。座敷の他にカウンターもある。12時ちょうどくらいに入店して、先客は10名くらい。そして全員が地元の人っぽい。かといって、入りにくい雰囲気は全く無い。ご主人もおかみさんも、とても人当たりがいい。
そして店内にはかなり古い曲がかかっている。ワタクシに分かったのは裕次郎と八代亜紀と、鶴岡雅義と東京ロマンチカくらい。小樽の人よはいい曲ですよね ^^;
次に北本を訪れるときにも寄る可能性がかなり高いお店を見つけた気分だ。