粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

石臼挽手打蕎麦 いぐさ

地元に近いあきる野にある いぐさ という蕎麦屋に行ってみた。 

もちろん蕎麦を食べに、であることに違いは無いのだが、今回はそれに加えてもうひとつ、シャモの親子丼を食べに行ったのだ。

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いぐさの外観 (駐車場から)

平日の昼過ぎに行ったのだが、駐車場はなかなかの入り具合。そして蕎麦屋の外観としては、特にこだわりも無さそうに見えるが……。

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内装はなかなかのセンス

中に入ってみると、蕎麦屋としては珍しく明るくモダンな雰囲気。夜の雰囲気がどう変わるかは次回のお楽しみか。

客層はというと、昼から飲んでいらっしゃる年配のかたや、若者のグループなんかもいて、偏りは感じない。

 

さて、ここでこの店に来ることになった経緯を簡単に。

あきる野に 秋川ファーマーズセンター というJAの直売所がある。本当に時々なのだが、ここに食材を求めて出かける。ちょっと知り合いに会うためであったりもするのだが。

前回寄ったときに新鮮なタマゴを買おうとして、たまたまそこに居合わせた生産者のオジサンと話をさせてもらった。そのオジサン、 浅野養鶏場 というところの浅野さんというかたで、あとで知り合いから聞き得た話を含めて、とてもユニークなパーソナリティの人だった。

そんなわけでこの浅野養鶏場で育てられたシャモ肉と、純日本種のニワトリから採るというさくらたまごを使った親子丼を是非食べてみたい、と願い、この店にたどり着いたというわけ。

ちなみにさくらたまごは黄身を赤くする目的の色素などは使わないため、黄身は薄めの黄色だし、殻はうっすらピンクでとても可愛らしい。そしてもちろん、新鮮で美味しい。

 

さあ、そうした経緯なのでオーダーに迷いはない。

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しゃも丼合せ(昼のみのメニュー 1420円)

東京しゃもとさくらたまごのしゃも丼と、十割蕎麦。蕎麦は十割と二八から選べる。そして本当はちょっとだけお金を足せば田舎風平打ち蕎麦に替えることも出来たのだが、それはまた次の機会に、ということにしておく。単に替えそびれただけだが ^^;

十割蕎麦は、写真で見るよりもずいぶん細い。「十割でこんなに細く出来るのか?」と驚いた。そしてそばつゆがかなり好みの味。つゆって蕎麦自体以上になかなか好みの店に出会わないのだが、ここはワタクシにとってバッチリのつゆ。

そしてしゃも丼。シャモの歯ごたえも味もさることながら、タマゴとダシが美味い!

これを目当てに来てみたが、間違いではなかったとかみさんと頷きあった。

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そば湯はふたを開けて、注ぎ口に差し込まれた棒でかき回してから

このお店、他にも多彩なメニューとともに、食材へのこだわりが感じられる。これはあと数回来てみた上で、友人との鳥見後の乾杯の場所としても最適ではないかと感じた。