粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

和歌山旅行 その1 第一の熊

 かみさんと二人、ちょっと出かけてきた。もちろんGo To トラベルというキャンペーンを利用させてもらったが、年に一度くらい参観灯台を絡めて旅行に行くのは既定路線。今回は、和歌山にある潮岬灯台がメインの目的地だ。ただ、さすがに和歌山まで出かけて灯台だけ、と言うわけにもいかないのは貧乏人のサガである。

 

さて、自称“選び抜いた”訪問先のひとつ目が、熊野三山だ。

まずは南紀白浜空港でクルマを借り、熊野本宮大社に向かう。

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熊野本宮大社、入り口

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狛犬にもマスク

さすがにご時世。狛犬までマスクをしている。そして参拝者にもマスク着用のお願い。こういった写真を笑い話に出来る時期が早く来てほしいものだ。

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黒いポスト

境内に黒いポストを発見。ポストの上には八咫烏が止まっている。クチバシが青いのがちょっとアレだけど、まぁデザインですよ、デザイン。

ちなみにこのポスト、ちゃんと郵便ポストとして機能している。ワタクシは文通相手が居ないので、何も出さなかった。

 

あろうことか、本殿の写真がない!

いや、もちろんあるにはあるんだが、かみさんかワタクシが入ってしまっている。細工が面倒なので、このまま本宮を素通り ^^;

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大斎原の石碑

大斎原(おおゆのはら)の方も行ったのだが、そちらの大鳥居も資料館も、写真がない。なんてこった。

先は長いので、進んでしまう。

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熊野速玉大社

三山のふたつ目、速玉大社だ。この日は土曜日だったのだが、それほどの混雑でもない。しかしここもまた、写真が少ない ^^;

このあと、かみさんに騙されてちかくの神倉神社というところまで歩く。

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神倉神社 登山口

立派な鳥居と趣のある石造りの階段。そしてその前にある賽銭箱。

なぜここにもう賽銭箱が設置してあるのか。そして勝手に使っていいよと置かれている杖。なぜそんなものがあるのか。併せて考えればこの階段がヒジョーにキツい、ということは想像に難くないのに……。登り始めてしまった。

途中の写真はこれまたほとんど無い。何故かと言えば勾配のきつさを写真で表現するのは意外なほど難しいし、更には写真なんか撮っている余裕も無くなってきたから、というところ。登り切ったところには、こんなお社が。

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巨岩を戴く神倉神社

いやあ、11月の旅行でこんなに汗を掻くとはね。

 

一泊した後、熊野那智大社へ。

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熊野那智大社

三山の中でもここが最も多くの観光客で賑わっていた。

ちなみに毎度DQウォークお土産ポイントとしての那智でもあるのだが、那智滝はこの奥に見えているし、ゲーム画面でもスポットが見えては居るのだが、ここからスポットに触れられるかというと、ちょっとまだ遠すぎる。

だからというわけではなく、さすがにここまで来たら那智滝に寄らないという手はない。

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那智滝

高さで133mと華厳の滝をはるかに凌ぐわけだが、やっぱり滝というのは水量とか広がり方とか飛沫の上がり方とか、色々関係して立派に見える物なんだな、と実感。まぁ栃木生まれの欲目なんだが、間近に見られる迫力も加わって、湯ノ湖から流れ落ちる湯滝が一番な気がする……。

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怪しいやつら

右が本宮のおみくじに付いてくる黄色いくちばしの八咫烏。左が那智大社のおみくじに付いてくる、グレイのクチバシを持つ八咫烏。そして中央で白目を剥いているのが、お土産として買った八咫烏だるまだ。

この八咫烏だるま、三山でそれぞれ背中に金色のインクで神社の名を入れてもらえるのだが、それを買ったのが一日目の宿でのこと。……なんだよ、白浜空港に置いてくれよ。

結局彼の背中には那智大社の文字だけが書き込まれたのであった。