粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

和歌山旅行 その4 白浜古賀の井リゾート&スパ

2日目と3日目は宿を白浜に移した。

本来白浜は、文字通り白い砂浜を楽しみに、夏に来るべき場所なんだろう。そう思わせる宿の名前だし、屋内プールもあって、子ども連れの家族や若いカップルが来るのに最適なホテルだったのかもしれない。

でも調べた範囲では、改装前のコガノイベイホテルは2010年の王将戦(羽生王将vs久保棋王、ここでは羽生さんが勝利したが、次の第6局で敗れて失冠)で使われたり、その更に前身らしいホテル古賀の井には昭和天皇が訪れたり(昭和37年)と、けっこう老舗のホテルだったようだ。

さて、到着時の外観。

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白浜古賀の井リゾート&スパ

 本来なら正面にクルマを着けて荷物とかみさんを降ろし、駐車場まで戻って単身歩いて戻る、というコースなのだろうが、どうにもそういうのは大仰な感じがして好きでない。なので、駐車場からスーツケースを引きずって坂を登る。なんか、歩いてチェックインしてくる変な客、と映っているような気もする ^^;

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これはでかい。でかすぎかも。

なんて言うんでしょうね、こういうサイズ。キングサイズ? 子どもが小さかった頃なら家族4人で十分並べたと思う。

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変な形の部屋ではある

建物が屈曲している部分にある部屋なのでヘンな形になっているが、実は異形の部屋が好きな夫婦なのである。

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部屋からの眺め

なんか某ネズミーランドみたいな形のホテルも見える。

そして画面中央右寄り、向こうの陸地に近い当りに神島(かしま)が見える。この島もワタクシにとって重要な島なのである。行けないけど。この渡れない島が見えるホテルであることもそれなりに重要なポイントで、ここを選んだ理由のひとつだ。

 

さて、そんなことよりメシだ。

スタンダードなプランだと晩メシもバイキングなのだが、ひっそりと食べたい方であるワタクシは、コースメニューのプランにした。

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お造り

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鰤しゃぶ用の紙鍋

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この鰤をしゃぶしゃぶすると美味い

そういえば最初の晩メシ、なぜか個室に通された。かみさんは「そんな高級なプランにしたの?」と怪訝な顔だったが、むしろワタクシのほうが怪訝な顔をしたい。そんなプランのつもりは無かった。

これはもしかすると、東京から来た客を隔離する作戦?

とかみさんとヒソヒソ。

 

だが翌日は普通に他の客と同じテーブル席になったので、ただの偶然だったのだろう。

その翌日の晩飯からも少し。もちろん連泊の客には初日とは違うメニューが用意される。

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くえ養老蒸し

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くえのこぶじめと鮪の漬けの握り

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鴨すき

どれも美味しくいただきました。当然海の物が多く、そして特にクエが多めだった。これはワタクシにとっては珍しかったのでマル!

朝メシはバイキングだが、メニューはかなり豊富な方。そして和歌山らしく、梅干しの種類が豊富。もちろん美味しい。でも梅干しでご飯が進んでしまうのである意味考え物だ ^^;

 

余談ではあるが、鳥巣半島の泥岩岩脈というのを観に行ったのだが、何も考えずに行ったら満ち潮だったようで何も見えなかった ^^;

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水没中の泥岩岩脈

でもまぁ、神島を間近に見ることが出来たので、ワタクシ的にはオーケーだった。

そしてその場所がホテルのベランダからも見えることの発見。

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部屋から見た泥岩岩脈のあたり

デジタルズームまで使うというインチキ技でだが、上の写真の石柱が確かに見えた。

なぜここまで神島に興味があったのかは、このあとその6で書くであろう事に関係してくる。

 

とまれ、鴨すきは想像より美味しかったし、アイス食べ放題なんていう付加価値もある。大浴場はそんなに混まないし、ベッドの寝心地も上々。いいホテルだ。

 

夜には色々とライトアップなどもされている。

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部屋から見下ろす庭のライトアップ

繰り返しになるが、若いカップルとか家族連れには嬉しいサービスだろう。人気が無くなったら写真でも撮りに降りてみようかと思ったが、いつ見てもそこそこの人数が光に群がるように楽しんでいるのが見えた。

思わず『インスタ蝿』というワードが浮かんだ ^^;

 

Go Toのおかげもあり、かなりのコスパだった。でも本当は、夏に来たいよねぇ…… ^^;