粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

浅虫温泉 南部屋・海扇閣

みなみべやって何? どういうこと?

ワタクシもかみさんも、初見ではそう思った。もちろん『なんぶや』だ。

ただ、ここ浅虫温泉が南部なのかどうかはかなり疑問だが、そいうことはきっとホテルのサイトとかを調べれば書いてあるんじゃないかな? ^^;

今回は下北半島の先端と男鹿半島までを行動範囲にすることは決まっていたので、とりあえず青森県の中央あたりに2泊しようと、すると浅虫温泉がちょうどいいし、そもそも温泉として有名なここに、一度くらいは泊まっておこうということでこの温泉地に決定。あとはまぁあちこちの評価などを気にしながら、南部屋・海扇閣に決めた。

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南部屋・海扇閣 外観

ちょっと大きすぎて上手く撮れないです ^^;

ちなみに南部と津軽の話に戻すと、ワタクシには大学時代に八戸出身の友人がいて(長いこと行方が分からないが)、その友人を通してのみの情報で南部と津軽の対立を捉えている。そして息子1号にも東北大時代に八戸高校出身の先輩と同期が居て、かみさんも職場で八戸高校出身の同僚がいてと、やけに八高出身者に縁がある。なので我が家で八高というと八代高校でも八王子高校でもJR八高線でも無く、八戸高校のことだ。行ったこと無いけど。

閑話休題

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室内の様子

まぁ普通の温泉旅館という感じ。ちなみに冷蔵庫は自由に使っていいタイプ。ガンガン冷たい水分を補給したいワタクシのようなタイプ(デブともいう)にとっては、これがけっこうポイント。窓の外はもちろん陸奥湾が広がっているのだが、露出の都合で……。

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陸奥湾に沈む夕陽

部屋の窓から見た日の入り。絶景である。正確には「陸奥湾に」ではなく津軽半島の向こうに。右側の良い形をした島が、湯ノ島。

夏泊半島の西側に西を向いて立っているので、あちらに見えるのは津軽半島だ。それにしても夕陽や朝陽が海越しに見える部屋というのは、やはり何かいい気分になる。これって海無し県に生まれ育った者特有……ではないよね?

ここからは夕飯の写真をいくつか。朝はバイキングなので割愛。

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1泊目の晩ご飯

ホントはもっとあったんだけど、何故か撮っていない。いつものことだが。

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ステーキ。 タマネギも甘くて美味い!

このステーキはコースでは無くてバイキング。と言っても焼き上がって置いてあるのではなく、お願いされた分だけ焼いてくれる、という変則バイキングスタイル。そりゃあ焼きたてが美味しい。間違いない。もちろんバイキングだから、何枚でもおかわり可。

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2泊目の晩ご飯

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当然鮮魚が美味しい

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にぎり寿司もバイキング

これもオーダーしてからの握りなので、パサパサ握りでは無い。

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せんべい汁

前々から一度は食べてみたいと思っていたせんべい汁、ようやくありつけた。学生時代、前述の友人からよく南部煎餅をもらって食べており、あの味気ない煎餅がとても好きだった。そして田舎では汁に入れて喰うんだと聞かされていて、いつかは……と思ってからはや35年(くらいかな?)。

思った通りに美味しかった。

 

いかん、喰い物の思い出しか無い。

 

ねぶたもねぷたも中止になってしまった代わりなのか、電飾ギラギラのトレーラーがやって来るというサービスがあった。

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青森のお祭りが集合

八戸の三社大祭も描かれていたが、他の街のはどうだったか。記憶に無い。

 

ラウンジで津軽三味線の奏者が生演奏を聴かせてくれるイベントもあり、こちらも楽しませてもらった。ただ、拍手を上手いタイミングで入れられる客がひとりもいなくて、奏者のおじさんはなかなか乗り切れなかったようだ。ちょっと申し訳なかった。だって分からないんだもの。

 

お湯はわりと普通だったと思う。ただ、大浴場は最上階にあって、眺めは素晴らしい。素晴らしいはずなんだが、早い時間に入れなかったのに加えて、今回痛恨の忘れ物を。いつもの温泉用メガネ。これが無いと景色も鳥の姿も……。誠にもって痛恨の極み。

 

あ、そうそう、朝メシはバイキングだからと割愛したけど、イカメンチは特筆もの。関東では聞いたことがないし、そもそもイカ好きのワタクシにとってはこういう名物的なモノに出逢えることこそ、旅行の醍醐味。今回はイカメンチとせんべい汁が、それでした。