粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

静岡ドライブ

静岡ドライブ、なんて言っても静岡は広い。広すぎじゃないですかね。

というわけで、御前崎近辺ドライブの諸々をささっと並べておきます。あんまり御前崎でもないんだけど。ホントはアカウミガメの産卵とか見てみたいですけど、これはなかなか、ねぇ ^^;

さて、本来なら三保の松原の写真からスタートするつもりだったけど、いやその前に清水次郎長の生家なんかにも寄ったけど、例によって人を撮った写真ばかりだったので、割愛 ^^;

ということで、危うく通り過ぎそうになったここから。

白羽の風蝕礫産地

なにそれ。と思うわけですが、ここが天然記念物、白羽の風蝕礫産地(しろわのふうしょくれきさんち)なのです。実際は「危うく通り過ぎそうに」ではなく、通り過ぎました。隣のハデな建造物のおかげで、(あ! ストリートビューで見たやつだ!)と気づいて慌ててUターン。目立たない上に、駐車場がない。ちょっくら路肩に寄せて、さっさと見物……しようとして草しげる側溝に落ちました。靴が汚れた。

一枚目の写真でおそらく軽トラが付けている轍を上ってみると、二枚目にある看板等の他には三枚目のとおりの野原があるだけです。潔い。

ちなみに風蝕礫という独特の模様のある砂岩は既にほとんどが持ち去られてここには有りません。礫ではなく産地が指定されているので、今でも天然記念物です。いいのかこれで。

遠州三山

法多山可睡斎・油山寺の遠州三山。袋井にあります。それぞれいいところでした。クソ暑くなければもっと良かったのですが。現在は写真の通り風鈴で盛り上げられていて、三山を巡って御朱印を集めると、ちょっとしたものがもらえます。その授与品の写真を撮るのを忘れてる ^^;

下から二枚目は家康がお師さまの居眠りを見つめて微笑んでいる図で、可睡斎の名の由来になるシーンですね。

せっかく袋井なのでたまごふわふわも食べたかったのですが、時間にもおなか的にも余裕が無くて断念。

あ、そもそも久能山東照宮には当然行くつもりだったのに、日本平ロープウェイが休止中であえなく断念。なんか、最近断念が多いです。ちゃんと調べずに行くからですね。でもそれが楽しい。

ふじのくに地球環境史ミュージアム

廃校になった校舎を使っている博物館。

ここ、展示内容も素晴らしいですが、それ以上に学芸員の方々が素晴らしい!

いや、全員学芸員なのかどうか分からないですが。説明や案内の職員がすごく豊富にいて、またその説明レベルも素晴らしいし、押しつけがましくも無いのによく気がついて下さる。ここは本当に素晴らしい。昆虫標本の方とか、骨格標本の説明をして下さった学芸員の方とは長話をしてしまいました。子供でも、かなり知識豊富な大人でも、それぞれのためになること請け合い。イチオシです。

アマサギアオサギ

順番が滅茶苦茶になりましたが、気にせず。

ドライブ中に耕運機の後ろをついて回るアマサギを発見。

ワタクシ「あ、アマサギだね」

かみさん「え、どれ? 見たことない」

マジか。

と言うわけで引き返して観察。双眼鏡持ってきて良かった。それにしても二羽ともクチバシを開けっぱなし。暑いのは人間だけではないようで。

佐野美術館

帰る途上、三島市の佐野美術館に寄った。ちょうどあべ弘士さんの特別展が始まる日だということは、下調べで知っていた。かみさんは絵本好きなので、こういうのに連れて行けばだいたい喜んでくれる。

移動中、

「映画とかだと初日に舞台挨拶があるし、もしかしてサイン会なんかやってたりしてね ^^;」

なんて話をしていたら、ホントにやっていた ^^;

職員さんにまだ間に合うと言われ、しかもサイン本の数に制限はないと知り、5冊買い込んで列に並ぶ。

かみさんは以前からあべさんの絵本に大いに興味が有ったらしく、ちょっと興奮気味。そうか、そんなに有名な絵本作家さんだったのか。ワタクシは、旭山動物園の飼育員さんだった、と言う経歴の方にばかり興味が有った。

結果として、かみさんの満足度は爆上がり。よかったよかった。

ちなみにこの特別展の間は、この美術館の最大の見所(とワタクシが勝手に思っている)である本多忠勝蜻蛉切は展示されていない。ちょっと(というか、かなり)残念 ^^;

丹那断層公園

1930年の北伊豆地震の際にできた横ずれの痕を観察できる公園。

真ん中の写真で縦方向に伸びる2つの石垣が、地震の前には直線だった。

最後の写真はひとつの円だったらしいが、こんなに見事に動くものなのかと驚かされる。あと8年もするとちょうど100年になるわけだが、よく綺麗に保存されているものだと思う。

 

2泊3日で走り回ったわけだが、時間は足りないですね。いろんな意味で ^^;