受信メールサーバ(POP3)のポート番号「110番」を廃止します。
「110番」を設定している場合、メールの受信ができなくなります。
というアナウンスがASAHIネットから来ていた。期限が9/13だったので、いつでもいいやと対応を先延ばしにしていた。
普通ならPOP3の設定を110から995に変えるだけ、と思っていたのだが……、簡単にいかなかった ^^;
まず、間にPOPFileを噛ましていることが難しくしている最大の理由と言っていいのだが、2004年から使い続けていて、spamの傾向だとか、それよりも受信メールのフォルダ分けに関する学習の成果に慣れてしまっていて、今さらそう簡単にPOPFileを外す気にはなれない。受信メールをSubjectとかFromのアドレスとか特定のキーワードで仕分けするなんていう複雑で終わりの無い作業、ムリ。
POPFileで分けるのがあまりにも楽。
POPFile最高!
どうしてもPOPFileを延命したい!
というわけで、基本環境はWindows 10 pro、POPFile1.1.3、秀丸メール7.11 といったところ。他の組合わせには何の参考にもならない話です。とお断りさせてもらう。
結論としては、POPFile側が原因でした。
窓の杜のこのページにある、POPFileの本体じゃない方。『SSL Updater Mk2 (v0.0.2) for POPFile 1.1.3』というパッチを当ててなかったんですな。何年も安定して動いているから、こんなパッチが出ているのに気づかなかった。ポート110の方でSSLを使う分には問題無かったので。
で、あとはメーラーのほうでサーバの設定を変えればいい。
hoge-hogeとした部分がアカウント(メールアドレスの@より前の部分)
それを、こう変える。
ポート番号である995を間に、sslを末尾に書き加える。区切り文字はコロン。
これだけのことなのに、パッチを当ててなかっただけでだいぶ時間を取られた ^^;
ちなみに、ここも注意かもしれない。
POP3サーバとして110は使えなくなります。995に変えてください。という案内だから、ピュアな人はここも変えてしまうかもしれない。
でもPOPFileを使う場合は、通常だとメーラーとISPのメールサーバとが行うやりとりを、POPFileが橋渡しをしてくれるわけです。したがってISPの995と会話するのはPOPFileの仕事で、メーラとPOPFileの間は引き続き、110のままでいいのです(もっともPOPFileの設定のほうで他のポート番号に変えている人は、当然それに合わせないと意味が無い)。そして[POP over SSL]も使いませんのでチェックボックスはオフ。
まぁこのあたりを間違えるくらいピュアな人は、POPFileなんて使いませんかね ^^;
それにしても、こういう古典的なネット環境っていつまで続くんですかね。続かずに終わっちゃえばショックだし、いつまでも続かれても困るし……。2038年問題とともに全てが変わるシナリオとか、あり?