粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

どうせ出かけられないなら

ようやく連休に入った。毎朝の通勤路がだんだん空き始め、家を出る時刻を遅くしても、なぜか職場に着く時刻は変わらない。そんな風に世間が労働さえ自粛していく流れの中、自分は相変わらず仕事場へ向かう、というのもなかなか気分が冴えないものだ。

それでもともかく8連休に入ったので、この期間くらい毎日日記でも付けてやろうかと考えた。

出かけずに何をするか。積読を処理するのも良いし、家の片付けをするかみさんをほんの少し手伝うのも良い。良いのだが、もう一つ、やらねばならないのに先送りしてきたことがある。

https://www.instagram.com/p/B_b47lHgLxn/

Tamashi Ome on Instagram: “フィルムスキャン計画、ようやく始動(遅い……”

というわけで、フィルムのデータ化を始めることにした。

これ、そもそもは終活の一部、と言っても良い。将来、息子たちが蒙るかもしれない迷惑を、少しでも軽くしておこうというわけだ。大量のフィルムをどうすべきか、というのは、かつて新聞社のカメラマンだった親父さんを亡くしたことがあるかみさんにとっては、とても気がかりなことなのだろう。

サテオキ、我が家の始まりの写真から、処理を開始した。ただ、いつまでかかるのか、果たして終わる日が来るのか、そもそも何枚分のフィルムがあるのかすら、定かで無い。そして、正確な日付が分からないなど、今のデジタルがどれだけ楽になっているのかを感じながらの作業開始だ。

というわけで、最初の日の写真を一枚、上げておくことにする。

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日光二荒山神社にて(1992年)