過去記事で書いたように、寒いさなかに給湯器が壊れた。
そしてその中で予想したように、結局のところリフォームする羽目になった。
そのためにクルマの買い替えは遠退いたが、まぁしかたあるまい。
お風呂の選定に当たっては、サイズはもちろんのこと、形や色も実際に体感してみた方が良いと施工会社の担当者さんにアドバイスされ、TOTOのショウルームに数回足を運んだ。サイズはともあれ、機種はかみさんの好みでSYNLAという奴に即決。
しかし新規に家を建てるわけでもないので、選べるサイズには制約がある。最終的に、施工会社の担当者さんが色々アイディアを出してくださって、マンションだというのに戸建て用のを使うという離れ業(?)を考え出していただいた。
元々、1317というサイズのユニットが入っていて、替えるなら1416がちょうど、ということだった。しかし梁のサイズからダクトの通り具合を見抜いて、一部の壁を加工して逃げれば、1616を入れられそうだ、との判断。簡単に言えば、これまで使っていた外寸長さ1300mmの浴槽から、1600mmの浴槽に変更出来る、ということ。
1616はマンション用のラインナップには存在しない。普通は物理的に入らないらしい。
なんてラッキーな。今までよりも足が伸ばせる!
これはもう楽しみでしかない。
ちょうど運良く、いやそもそも運悪く尿路結石になったのだが、その再検査の日が浴槽搬入の日。半日休暇で会社に戻るなどという社畜な事はせずに、家に帰って作業を見守った。
風呂の構造を見られるチャンスなんて、なかなか無い。自分の家の風呂の見えない部分がどうなっているか、見られるものなら見たいのだ。
これは浴槽内から水を汲み上げるためのパイプ。
開口部にポンプが付くわけだが、そこから浴槽に向かう2本の黒い部分が、腰へのマッサージ的な水流となる。
上に向かう方と分かれるのだから、開口部の先にはおそらく電磁弁があるのだろう。
2本の塩ビのパイプが一度繋がっているのに、ポンプの先で再び繋がる構造が何を意味しているのかは、謎。
機会があればTOTOの人に聞いてみたいが……。
ううむ、配管についてはもうちょっと聞いてみれば良かったなぁ……。
そして上に向かう黒いパイプが、SYNLAの一番の売りの部分だ。
銀色のパイプは、お湯の供給と循環のための、言わば動脈と静脈。そして浴槽を覆う発泡スチロール断熱材。これが「魔法びん浴槽®」を謳う温かさの秘密……らしい。職人さんが言ってた ^^;
さあ、いよいよ室内に運び込まれる。
職人さんの説明によると、この状態でポンプの交換も出来るらしい。メンテナンス性はけっこう高い、とのこと。現場の人を喜ばせる設計、お見事ですな。自分の職場では現場と設計部門がいがみ合う光景を……いや何でも無い ^^;
そして2日後……。
あったまるうぅぅ!
疲れもとれるーーー。
足が伸ばせるーーー!
いや、給湯器が壊れたり浴室入替の間とか、複数の公衆浴場を試したんだけど、家に帰ってから思うのは、塩素臭いのよね。まぁちゃんと消毒しないと行政指導とか入っちゃうんだろうから、しかたがないんだけど。
でもやっぱり、内風呂(死語? ^^;)はいいよねぇ。そして毎日風呂に入れるって、幸せだよねぇ……。日本に生まれて良かったよねぇ……。
でも温泉もいいけどね ^^;