いわゆるコロナ禍の新しい日常の話ではないです。念のため。
調布へと居を転じて三ヶ月が過ぎた。五十代中盤からの生活をより楽しくするために移ってきたわけだが、ああそれなのに。調布での新しい日常はコロナ禍で思うようなスタートが切れていない。
サテオキ。
この日は仕事をサボって某所に鳥を探しに行ったものの縁が無く、しかも大勢が集まっている鳥見にどうも馴染めないので、午前中にさっさと帰宅した。
気を取り直して、深大寺方面にかみさんと散歩する。このために転居してきたのだ。
まずは腹ごしらえと、神代植物公園の正門じゃない方、深大寺門のすぐ前にある、玉乃屋に入る。
十割の田舎風平打ち。蕎麦の香りは良い。歯ごたえは普通だろうか。鴨肉はしっかり。量も多い。ネギは甘くてとろーり。汁全体に炭火の良い香りがまとわりついている。ただ、午前中から歩いた空きっ腹には、蕎麦の量は少々物足りない ^^;
見ただけで想像がつく。そして実際に美味しい。これ、なんとなく頼んじゃったけど、やっぱり何か飲みたくなる。或いは白いごはんに乗っけたくなる。絶対美味しいに違いない。
おなかが満たされたところで、ようやく神代植物公園に入ることにする。
そもそも引越後にさっさと入りたかったのだが、相次ぐ緊急事態とかまん延防止等重点措置やらとかで、ほとんど常に閉園だった。ようやく、だよ。
これをゲットするのに3ヶ月もかかってしまった。これからは散歩コースにするんだ、という意欲を維持するための2,500円先行投資。
写真は証明写真とかを自分で貼ってください、とのことだったが、2.5cm×2cmってそんな証明写真なかなか無いんじゃ???
そのうち自分でプリントします。
というわけで、息子1号がハイハイしていた頃以来だったので、おそらく27年ぶりくらい。
だがワタクシ自慢じゃないことも無くもないかもしれないんだけど、植物のことがほとんど分かりません。
コスミレ? 違った? まぁこういうのもおいおい分かるようになりたいです ^^;
にしてもコンデジの色はちゃんと補正しないとダメですな。
温室エリアの一角に、こんな立て札があり、チリの植物が展示されていた。こんな技術協力があったなんて、アンテナの感度が低くて全く知らなかった。こういう文化レベルでの交流の積み重ねこそが、世界平和の礎になると思う。こういうのはどんどんやって欲しい。
そういえば同じく温室の一角にテレワークコーナーがあった。どんな申込が必要なのかは知らないが、温度が一定に保たれた部屋で植物に囲まれて仕事が出来るなんて、なかなか素敵な環境に思えた。すぐそばに飲料の自動販売機も豊富にあったし。ただ、ときおり子供の泣き叫ぶ声が響いていたが、ただ一人お仕事中だった彼、能率はどうなのでしょうか。
植物園からの帰り道、先日入ったコーヒーハウスTOMに再び寄った。
この記事の最後に書いた、ジジロアを試すためだ。
この店の名物というかオリジナルメニュー、ジジロア。セットのコーヒーはストロングコーヒーがお薦めらしいので、それに従う。
ストロングコーヒーはその名の通り、とても濃い。しっかりした苦みがあって、それでいてさっぱりとした酸味も効いている。ただの苦いコーヒーでは無い。当たり前か。
そして名物ジジロア。コーヒー風味のババロアということだが、甘みと香り、これは美味しい。そして確かにストロングコーヒーとよく合う。ちびりちびりと交互に口に含み、あっという間に終わってしまった。
これはまた頼むだろうなぁ……。