あまり知られていないとは思いますが、深大寺の東側に神代農場という都立農業高校の付属施設があります。普段は入れないのですが、毎月2回のペースで一般に公開されています。
新型コロナの影響もあり、公開が無い期間もあって、今まで入れずにいました。
今回はちょうどタイミング良く休暇が取れたので、かみさんと歩いてみました。
入り口は開放されており、しばらく直進して、名簿に必要事項を記入します。わりとあっさりめのチェックです。
この農場はおよそ2.5haの広さで、国分寺崖線の下の谷戸に当たる地形で、豊富な湧き水があります。まさしく深大寺の特徴ですね。
崖線部分は林になっていて、谷戸らしさを写真に収めることには失敗しました ^^;
さすがに崖線に近いだけあって流れの水はすこぶるきれいで、飲めそうな感じでした。飲んでないけど。
水が見えにくいですが、流れの中に溜まっている団栗です。水より比重が大きいと分かりやすいですね。そして水がきれいであるとともに、良い林であることも同時に分かります。
場合によってはカワセミなんか見られるかも、との期待はかないませんでしたが、この池の頭上ではアオサギが羽繕いをしていました。
アオサギが居るんだから、カワセミが来ることもあるのでしょう。たぶん。
それほど広くはないので、鳥が居なければ一時間もかからずに回りきってしまいます。
水場まで降りたら、帰りは上まで歩かねばなりません。国分寺崖線の高さを実感します。
帰り際、カラスが騒ぐ、とのかみさんの言葉に上空を見てみれば、10羽以上のカラスにタカが追い立てられているところでした。慌てて構えましたがどんどん昇って行ってしまいます。
カラスとの大きさの対比と胸の縦斑から、オオタカの若だろうと思います。
あまり鳥が見られなかったけど、最後にいいものを見ました。
ちょうど昼時になったので、深大寺で蕎麦でも……と歩いてみましたが、そもそも月曜日はほとんどのお店が定休日のはず。しかし行ってみるもんで、思ったよりも多くのお店が営業していました。七五三シーズンだからかな?
まだ入っていなかった鈴やに入ってみました。
このお店、蕎麦掻きと揚げ蕎麦掻きがありましたが、ここは普通の蕎麦掻きを選んでみました。醤油で食べるスタイルのようです。途中から天ざるの大根おろしと醤油で食べてみましたが、これがベストかもしれません。
天せいろが無かったので天ざるに。
このお店もお蕎麦の食感はややぷるんとした感じで、これが深大寺のスタンダードなんだな、と最近思うようになりました。
天ぷらはパリッと香ばしく揚がっていて、ニンジンのかき揚げが甘い!
そしてかみさんと「海苔も美味い」と一致しました。
つゆはしょっぱめで私の好み。そば湯を加えたときの味も、かなりの好み。結論としては今まで入った10軒くらい?の中でもかなり上位になりました。
神代農園は四季で別の楽しみ方がありそうですし、また行ってみたいと思います。ただ、平日のみなのでなかなか。退職後は存分に楽しめそうですが ^^;