粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

雪の上へ

前回の続き。

荷物を部屋に置いたら、早速雪の上へ出たい。

ホテルの無料イベントで翌朝にライチョウを探すイベントがあるのだが、とりあえず自分で探さなくては。そのために来たわけだし。

この時期、まだまだ雪の大谷では12mを超える雪の壁が残っている。とはいえ、溶け始めているのは事実。GORE-TEXのトレッキングブーツで来たものの、かみさんのはロウカット気味なシューズ。ホテルのフロントの、可愛いおねーさんにもゴム長またはスノーシューを薦められる。

 

 

おねーさんと「スノーシュー、楽しいよね」という会話で盛り上がったものの、結局はゴム長を借りることにした。

それにしてもチャーミングなおねーさんだったな。写真をお願いするのを忘れた ^^;

そうそう、最近では若い魅力のある(必ずしも外見的な魅力とは限りません)女性を見ると、かみさんと「ああいう女の子が嫁に来てくれたら安心なんだけどねぇ」という会話に発展する。それもこれも、息子たちに女の子を連れてきてくれる気配が皆無なためである……。

閑話休題

結果的に、ゴム長は正解だった。ごくまれに石の階段が露出している場所もあるし、スノーシューだと外す必要がある場所もある。

また、雪は想像以上に緩んでいて、ザラメ状。ズボッとゴム長の上の方まで沈んでしまうこともある。

もちろん、これは今回に限った話で、季節によっては、あるいは当日の天候によっては、別の選択が正解になるはず。そこのところは、各自考えてください。

ところでホテル立山では宿泊者には無料でゴム長・スノーシュー・ストックを貸してくれるのだが、サイトの情報として読む限りでは、貸してくれると書かれているに過ぎない。なので、てっきりフロントあたりで申し込んで、名前とか返却予定時刻とかを帳簿に書き込んで、貸し出し場所でオジサンに何か札でも渡して現物と交換してもらって……みたいな借り方なんだろうと予想していた。

面倒くさがり屋の私にとっては、こんな流れでもけっこう鬱陶しく感じる。

ところが実際はそんな面倒なものではなかった!

フロントから階段で下に降りるとロッカーがあり、その更に下の階に貸し出し品が並んでいる。

誰に断るでも無くそこに降りていって、借りたいものに履き替えて、脱いだ靴は100円があとで戻ってくるタイプのロッカーに入れて出かける。これだけ!

この手軽さ、ホテルはもっとアピールしても良いと思うなぁ……。

そうして気楽に、しかし多少息を切らしながらも雪の上へと出かけていった。

ミクリガ池

ちなみにこの日、日本各地で気温は30℃を超え、真夏日を記録していた。そんな中でのこの景色。最高です。