粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

だいこく館

先日の犬鳥連れ旅行、なかなか良い温泉宿だった。

犬だけならまだしも、鳥も受け入れてくれる宿はまだまだ多くないので、どなたかの参考になれば、との考えもあり、ちょっと書いておこうと思う。

ちなみに我が家の鳥はヨウム。犬の方は遠隔扶養の狆である

 

 

鳥を連れて旅行に行きたい人、多いと思うんだよねぇ。特に大型じゃなくてもブンチョウ飼いさんなんか、どうしてるんだろう?

ヨウムはそこそこ我慢強い鳥なのではないかと思う。一泊くらいならお留守番をしてもらうことも多々あるが、そもそも一泊の温泉なんて、慌ただしくてかえって疲れに行くようなものだ。

そう考えると、少なくとも二泊はしたい。

しかしそれではヨウムが心配。

どこか鳥を受け入れてくれる温泉宿は……。

そんなに多くないんだよなぁ。

なんてことを毎年一度くらい考えるわけですが、今回、お世話になった水上温泉だいこく館というところは、もう我が家にとってかなり満足度の高い宿だった。ただし、いつも通り食事の量はちょっと多かったけど…… ^^;

まず何より、部屋で犬ころと一緒に寝られるのがいい。これ、自宅でもなかなかできない。だって毛だらけになるし……。

そもそもウチの狆は遠隔地扶養家族なので、一緒に寝る日は少ない。その上、居候の身分なので、勝手にふとんの上などに乗せるのも憚られる。いや、そもそも毛だらけになるのがイヤってのもあるんですけどね ^^;

でもやっぱり、たまには添い寝もしてみたいもんなのですわな。

そんなワガママを叶えるには、この宿は最高なわけだ。

ところで、このお宿のおすすめポイントは他にも多々あるのだが、その中で特筆すべきは、猫の保護活動も行っている、というところですな。

一階のフロアに、保護された猫たちがたくさん居て、普段はケージの中から挨拶してくれる。一階の範囲で自由行動の時間帯もあるのだが、基本的にはケージの中。

そんな中で、特段の分別を持つ一匹だけが、自由を与えられている。道路に出ても、クルマが来る時にはきちんと飛び出さずに待てるそうだ。

そのお利口な猫さんに、分別の足りないウチの狆が挨拶を試みた。

くんくん

クンクン、クンクン、ねぇ、ちょっといい?

なんじゃお前は!

なんじゃお前は!

今までの経験では大きな馬だろうがグレート・デーンだろうが腰が引けないウチの狆ですが、やはり猫からするとちょっとイヤな生き物なのでしょうか。これほど犬慣れしているはずの猫さんからも、ちょっとお叱りを受ける感じでした。

でもきっとまた会う日が来るよ。

ところで冒頭の話に戻るけど、やはり鳥飼いさん達にもこの宿は人気なのかもしれない。まぁ犬飼いさん達に比べたらもちろん極々少数派なんだが。

お宿の方に聞いてみたところ、ウサギよりは鳥のほうが数が多いとか。これは少々意外だった。ウサギのほうが連れて歩く人が多いのではないか、と思ったのだが。

そして一番驚いたのは、ウチの子がヨウム第一号ではなかったこと。以前、一度だけ来た子がいたらしい。

次の機会に、偶然、オウムなりインコなりとご一緒出来たらいいなぁ。まぁウチの子は滞在中、ずっとお部屋にヒキコモリなんですけどね ^^;

ここはどこなの?