先日、義母の運転手として宇都宮市役所に行った。その時、市役所の目の前に見慣れない店を見つけた。
かみさんもワタクシも甘栗は大の好物なので、かみさんと義母を市役所に残して、ひとり店まで歩いた。
見慣れない店……などというのはつまり、ワタクシが宇都宮を離れて35年も経っているだけのことと、お店のかたと話をして分かった。もう30年もここでやっているらしい。昔はJR宇都宮駅前とか東武デパートのそばとか、あちこちに甘栗を売るお店があった、という話でひとしきり盛り上がった。いまではこのお店だけらしい。悲しいもんだ。そしてこのお店もちょうど、店主が替わるタイミングだったらしい。
持ち帰って食べていると、背後でガシャンガシャンと金属音がする。
いつものことだ。
ヨウムが分け前を要求して、ケージを力任せに動かしてアピールしてくる。木の実類や枝豆なんかを食べていると、容赦なく音を立てまくる。
しかたなく、ひと粒あげる。
甘味料や塩が付いているようなものはあげたくないのだが……。そのために添加物のないアーモンドや八街産の落花生を常備しているんだが……。それでもたまにはアピールに負けてあげてしまう。
主食のペレットだとかみ砕いてほとんどを落とすのだが(それも仕事のうちだが……)、こういう美味しいものだと、本当に器用に食べて、何も落とさない。現金な生き物だ。
甘栗は少し時間をおいてしまうと非常に剥きにくくなるのだが、ヨウムにはそんなもの通用しない。
器用さと力強さのレベルがワタクシとは大違いなのである。
先日ネットで購入したこのおもちゃは、予想どおり一日後には上半分しか残っていなかった。まったく仕事熱心も考え物だよ。明日でいい仕事は明日やれ、とうちの社長も言っているじゃないか ^^;
話は戻るが、ここの甘栗はとても美味しい。秋には新栗が入るからまた来てくれ、と言われたが、その前に行くことになると思う。