壇ノ浦に似た言葉で。またご近所の飼い猫、F氏に関わる話。
ワタクシの帰宅時にF氏が近所をパトロールしている姿はよく見るのだが、昨日も何やら足早に寄ってきた。よく見えなかったが、何かを咥えているように見えた。そして我が家の敷地に駆け込んでいく。
これは……!
相変わらず贈り物を置き配していくことがある。
その写真を載せる前に、人によってはグロいと感じる場合もあるでしょうから、関係ない写真を載せます ^^;
まおも5ヶ月を過ぎ、ようやくお散歩ができるようになってきた。
事情があってテラ氏もいるので、精力的に一緒に散歩に出かけている。
これだけ散歩していればワタクシも痩せても良さそうなものだが、そう簡単にはいかない。なにせ歩くペースが…… ^^;
閑話休題。
F氏からの贈り物は以前にもブログに載せたが、アレは2度目だった。その後の3度目は傷んだ状態だったらしく(ワタクシは見ていない)、かみさんがけっこう参っていた。
4度目がつい先日だった。
これはとてもいい状態(何が!)だった。でもかみさんは当然喜んだりはしない。
そして冒頭の昨晩。
敷地に入られたので慌ててついていくと、壁に立てかけてある台車の裏側で何やらゴソゴソ。
予想どおり、まだネズミは生きているようだ。
かみさんの悲鳴が頭をよぎり、それと同時に観察したい衝動が。
とりあえず、観察。
やはりF氏、単に殺そうとしているわけではなく、遊びたいようだ。せっかくだからスマホで動画を撮らせてもらう。
動画から切り出したこのシーンでは、マヌケなトムをジェリーが出し抜いているようにも見える。だが基本的にはF氏の攻撃はそれほど意欲的ではなく、むしろワタクシに
「見て、これ見て。ね? 楽しいでしょ?」
と見せてくれているようでもあった。
時々台車から離れて直線的に追いかけっこをするときもあるのだが、F氏は本気で噛みに行くわけでは無い。
しかしネズミのダメージがどれほどのものなのかも分からないし、敷地内でお亡くなりになられても、あまりいいことも無い ^^;
だが、観察と救出のどちらを取るべきか、という選択よりも、別のことが頭をかすめ続けていた。
普段、テレビなどでかわいい系の小鳥や小動物がタカやハヤブサに狩られたりするシーンに「かわいそう」とか言っちゃう女性タレントはともかく、番組製作サイドまでがそういうスタンスでいることに憤慨しまくっているワタクシが、ですよ? あろうことか、ネコの権利を無視してネズミを助けようなどと思っているわけだ。
これは完全なるダブルスタンダード。
こんなことでいいのか、ヲレ!
ここは心を鬼にしてネズミの成仏を……
とか言っている間にも攻撃は続いている。
ネコは野生じゃないし、喰うため生きるための殺戮ではない。
とかいう屁理屈はどうでもよく、むしろかみさんのためにそろそろ終わりにしてもらおう。
というわけで、F氏には申し訳ないがネズミさんには公園の方面へと逃げてもらいました。