粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

立山黒部アルペンルート その10

目が覚めたらもうそれなりの時間だった。

とりあえず言い訳なんだが、このところ睡眠時間が……。

まぁそれにしても普通なら鞭打って起きそうなもんだけど、正直に言っちゃえば、前日のうちにライチョウを十分見たからでしょうなぁ。はっはっは。

早朝散歩が出来る時間帯に起きていればそうしたかったんだけど、ともかく起きられなかった。

そしてホテル主催の探鳥は、まぁそれはそこらへんの探鳥会よりも大勢の人たちがホテルのロビーでスタンバっているのを見ただけで尻込み。ワタクシもかみさんも、団体行動が特に苦手だ。そんな鳥見はする気がない。

というわけで、結果的に室堂近辺での鳥見は昨日で終了していた、ということに。

 

 

前述の可愛いおねーさんがフロントにいたので、昨日のうちにライチョウに逢えましたよ、と報告すると、“ライチョウに逢った証明書”みたいなの(なんて書いてあったか失念)をくれた。本当はホテル主催のイベント参加者がもらえるやつなのに、満面の笑みで。おねーさん、最高です。

それに比べて前日の夕刻に寄った立山自然保護センターのお兄さんの対応は最悪。

閉館15分前に入ってみたら、人がいない。片付けをしていたのかもしれないお兄さんが階下から昇ってきたが、ワタクシたちが居るのに気づいても一言もなく、何か用事を片付けたのか階下に戻っていきそうになる。

かみさんが呼び止めて、カウンターあたりに置いてある、ライチョウの目撃情報を伝えた一般客がもらえるライチョウのシールを「これ、もらえませんか?」と聞くと、無愛想かつ面倒くさそうに手渡してくれながら、「目撃情報には書かなくていいですから」とクギを刺す。

まぁ忙しいんでしょうけどね、開館時間中なのに対応する人がいなかったことを詫びるどころか、面倒くさそうな態度に終始するその姿勢は、ワタクシが今まで見てきた多くのネイチャーセンターで迎えてくれるインタープリターの皆様とは、完全に別の人種だった。この件はワタクシたち夫婦にとって、軽い衝撃だった。

さて、アルペンルートなのに乗り物の写真が一つも無いのはどうなのよ、と自分でも思う。

そこで、室堂を発つに当たっての最初の乗り物を。

立山トンネルトロリーバス

バスと呼ばれるも電車の一種とされるトロリーバス。これは鉄の皆さんにとってはどういう存在なのでしょうね。やっぱりレイルあっての鉄?

前にも書いたけど、およそ20年前にはまだ普通のバスで通過したわけで。それにしてもちょっとビックリするくらい速いね、トロリーバスって。

給電部分に興味があったから後ろ姿を撮ったけど、今見てナンバープレイトが無いことに初めて気づいた。まぁ、電車にナンバーが付いてるわけがないんだけどね ^^;