粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

立山黒部アルペンルート その9

さて、ワタクシの最大の目的がライチョウであれば、かみさんのそれは雪の大谷である。

もちろん、かみさんもライチョウが見たかったし、ワタクシも雪の大谷が見たかったのだが、どれが一番かと言えばこうなる。全く趣味が違うわけじゃないけど少し違う。これってきっと大切なことだと思う。

サテオキ、雪の大谷はこの時期のアルペンルートのハイライトであるわけで、どのようなツアー客でも通るわけだし、少なからず観光する。

ところが、室堂に宿泊する客としない客では、見られる状況が違うのだ。しかも、宿泊しても多少の違いがある。これを知ったのも、予習したおかげだった。

 

 

予習したのは先にも書いたとおり、カワセミ王国のAlcedo国王のページ。写真も圧倒的に巧いので、一見する価値がありますよ。

さて、ホテルから大谷方面に向かう。

ホテルから大谷へ

この写真のdataを見ると撮影したのが17:45くらい。

実はこの時間帯にはバスの運行が終了しており、もう残っているのが宿泊客だけなのだ。ではその前の時間帯はどうなっているかというと、このセンターライン上にカラーコーンが並べられ、一車線に規制される。上の写真で向かって右の車線が歩行者用となり、左がバスの車線。したがって雪の大谷観光が付いているツアーでも室堂に宿泊しない人たちは、右側の車線のみを歩くわけだ。

対して、宿泊客はこの写真のように、どちらの車線でも歩けるので、より自由な写真が撮れる。

ただ、普通に宿泊するとそこまで。

ワタクシのブログならほとんど人目にも付かないから書いちゃいます。そもそもワタクシが参考にした国王の記事に書いてあるしね。

上の写真をよーく見てもらえば分かるかもしれないけど、宿泊客の皆さんは大谷から帰ってくるところ。そしてかみさんとワタクシは、これから大谷に向かうのだ。

ホテルの主催する大谷ウォークに参加せず、少し遅れて出かけるわけだ。多くの真面目な宿泊客の皆さんには申し訳ないけど、ホテルの外を散策する自由は、どこのホテルの客にも当然ありますよね。

戻ってくる皆さんの最後尾にホテルの係の方が当然いらして、ワタクシたちを見つけて、バスの運行は終わっているけど戻ってくるバスがあるので注意するよう言われる。まぁ、この静けさの中バスが来れば、十分聞こえます。

さあ、予習しておいたおかげで満喫できた、大谷の貸し切りです。

雪の大谷

惜しむらくは、既に5月も終わりと言うことで、最大部分でも積雪が12m台しかないこと。そして本当にオープンしたての時のように、路面に積雪がないことだろうか。まぁ、その状態はGW中だろうから、行きたくもないんだけどね ^^;

ところで大谷からの帰り道、最初の写真のあたりで何羽もカヤクグリを見た。

まるでスズメのように路面を歩き、あろうことか側溝に潜り込んでいた。

今回、カヤクグリのイメージがずいぶん変わってしまった気がする。