粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

立山黒部アルペンルート その7

いつまで続くか自分でも分からないこのシリーズ。たった1泊なんだけど、いまだに1日目のことを書いている。でもまぁ、このスタイルをもう少し試し続ける。何の宣言だw

さて、ペアの観察で満足しての帰り道、先ほどちょっと様子を見ようかとしていたベンチのあたりに戻ってくると……。

 

 

あれ? そこを歩いてらっしゃるのは?

ライチョウ♀2

これ、植生やライチョウを守るための立ち入り禁止ゾーンでは無く、私たちが歩くルート上 ^^;

さっきまではライチョウに逢える確証も無かったのに、もう顔なじみにでもなったような気さえする距離感。

さらに、日本の野鳥の中でも人間のことを気にしない部類に入ると見え、少しずつ近づいてみてもこちらもチラ見しながら逃げるでも無く、何かを探すように雪原を突っつきつつゆったりのんびり歩いて行く。特別天然記念物ともあろうお方が、こんなことで良いのだろうか、と思ってしまう。

でもまぁ、無駄に逃げない生態は、おそらくは大切なエネルギーをできる限りセーブしたい、という生き様なんだろう。この環境で生きているんだから、大切なことであるはずだ。逃げないからと言ってあまり無礼な追いかけ方はしない。そこは、こちらの方が少し頭が良い生き物としてわきまえておかなきゃね。