粥村で聞いた話

鳥を見たり見なかったり食べちゃったり

映画とシュークリーム

所用があって吉祥寺へ。せっかくなので映画でも、とかみさんに提案されたので、アップリンク吉祥寺がいいなぁ、と逆提案。

ウェブで調べて『博士と狂人』を再逆提案してくるかみさん。ふふふ、趣味は一致しているな。

というわけでまたも平日の映画館へ。今年5本目の映画だが、全て平日に仕事をサボってという徹底ぶりには自分も驚く。

 

アップリンク吉祥寺、初めてなのだがこざっぱりしていていい感じだ。なにより、もぎりが居ないのがすごい。チケットのチェック無し。ただし上映後にチェックする場合はあるというので怪しい人は怪しく見える、ということなのだろう。係員からすれば券売機で発券している姿はすぐ近くで確認できるので、全てお見通しなんでしょう。

 

伊良コーラがあったので注文。カワセミのマークもかわいいので、何かグッズがあればなぁ、と思う。

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アップリンク吉祥寺の座席

カラフルな座席、座り心地もかなりいい。背もたれの高さも十分なので、前後が空席かどうかはそんなに気にしなくてもいいと思う。

肝心の映画。オックスフォード英語辞典のプロジェクト立ち上げの頃の話。学士号も持たない研究者と、元米軍軍医の殺人犯の物語という、ありがちな設定……といってもこれは基本的に実話なのだ。よくもまぁ、そんな映画化に都合のいい話が……などと思ってしまうが、すごいことが起こるときには普通ではない状況が必要なのだろう。

 

はっきり言って、英語が堪能でない、語学に対する素養も足りないワタクシには、急なテンポで交わされるジャズセッションのような会話のシーンの面白さは理解できないし、描写にも必要以上にグロテスクだなと感じる部分もあって、ちょっとイヤな感じも受けた。もちろんそれはワタクシが気弱すぎるだけでもあるのだが。

精神科の医療の部分も、拷問のような治療があの時代なら普通だったのか、或いは精神科医個人の問題だったのかすら判別が付かず、見終わってからもかみさんと首を傾げたりした。

最終的に統合失調症と診断された、とあるが、それが現代の基準に照らし合わせても間違いで無いのか、などと、映画の本質と関係ないところが気になってしまうのは、ワタクシたち夫婦の個人的な興味の方向だ。

 

ともかく、理解するには材料が欲しいので、小説を入手することにした。

 

映画も終わり、所用の方も片付いて、帰り際に気になるお店に寄った。

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シュークリーム!

白髭のシュークリーム工房で、4種類5個のシュークリームをゲット。

どれも美味しかったけど、この時期限定の木苺とクリームチーズが特に好みの味だった。今月のうちにもう一度吉祥寺に行く機会がないかなぁ……。