五日市街道、国分寺に気になるうどん屋がある。そば好きのワタクシがうどん屋を気にすることは割と稀なこと。なぜ気になるかというと、五日市街道の雰囲気にとてもよく合った外観で、いつも多くのクルマが停まっているから。
引っ越しの後片付けがまだ完璧ではなく、週末ごとに青梅と調布を行き来しているこの頃。かみさんと二人で寄ってみるには今がちょうどその時だ、と感じていたので、駐車場に空きがあるようなら寄ってみようと通りかかったこの週末。運良く空いている感じだった。
どうです、この古民家感。そして武蔵野感。入ってみたくなるでしょう?
いいですねぇ、この感じ。田舎のおばあちゃんの家に遊びに来たような感じ。
野良猫のことだったのか!
と入ってから気づく。ウェブで調べるとそれだけじゃなかったけど ^^;
先入観無しで楽しむには、先に調べちゃダメ。調べて見つけちゃったお店ならそれでもいいけど、通りかかって気になったお店なら、まずは知らないまま入って見るのも良い。
うどんのオーダーとともに(なぜにうどん屋にたこ焼きが?)と思いながらも、サイドメニューの大玉たこ焼きも頼んでみた。
うどんよりも先に、いや真っ先に大玉たこ焼きが出てきた。
たこ焼きはふわとろで、タコが大きい! そして当たり前だが熱い!
このふわとろ感はまるで明石焼のようだな……。などと関西をよく知らないワタクシは感じた。味付けに鰹出汁というバージョンもあったせいで、自然と明石焼を連想してしまったせいもあるかも。
セットは豊富なメニューから3品を選べる。初めてなので、かけうどんにしてみた。
このうどんがコシ弱めのトゥルトゥル系でイイ!!
しかし、ここに至ってのらやの正体が知りたくなった。場所柄、武蔵野うどんなのかなぁ……と想像していたけどそれとは違うようだし。麺が全く違うし、食べ方(具材)も違う。出汁は非常に繊細だし、たこ焼きが名物なんて……。何もかも違う。
そして検索して納得。元々大阪のお店で、関東の支店はこの国分寺店ただひとつ!
なるほど、利尻昆布を水出しして、数種の鰹で……。なるほど。繊細なわけだ。
そしてたこ焼きw なるほど、大阪か。
ちなみにのらやきというのは、鶏を鉄板で焼いた感じ。単純な味付けで、ちゃんと鶏を味わえる。これにも数種の味付けパターンがあるので、他のも試してみたかったかも。
そして温玉かつおごはん。これって失礼かもだけど、猫飯を連想させる!
そうか、これを頼んでワタクシものら気分だ!
と一人でときめいたオーダー。野良猫のようにがっついて掻き込んだ ^^;
寒い季節、確かにこれも選択肢だなぁ。唐揚げと揚げ出し豆腐という、ワタクシたちにとってはちょっと変わった具材。かみさんは大好きな揚げ餅と勘違いしてオーダーしたんだけど、そもそも揚げ出し豆腐も好物なので、至極満足した様子。
色々楽しめるメニューが揃っている(スイーツも豊富)上に、なかなかリーズナブルでもあるこのお店、また寄る機会がありそうだ。